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[ライドレポート]大福エリクサーと水晶の道

[ライドレポート]大福エリクサーと水晶の道

こんにちは
テンプラサイクルのゴウです。

今回のブログはちょっと前の定休日に行ったライドのレポートを書いていきます。
ライドの内容はJR中央線の塩山駅まで輪行し、そこから自転車でヒルクライムで有名な峠「山梨の方の大弛峠」に登って、下りの未舗装路を長野県側に降りて再び瑞牆山方面の「クリスタルライン」に登り返して塩山駅まで戻ってくる125km/3800mアップの登り中心のライドです。

 

 

 

 

 

名前が似ている東京高尾にある大垂水峠(オオタルミ)と比較して「ヤバい方の大弛」と比喩される大弛峠(オオダルミ)、塩山駅から30kmで2000mも高いところに連れていかれるので、もう舗装路を自転車で登山している感覚。
峠のてっぺんまでは自動車でも行けるので、お手軽に2500m級の登山と景色を楽しめる環境でもあります。

 

 

 

 

塩山方面から大弛峠頂上は100%舗装路ですが、長野県側の道は半分以上が未舗装でグラベルというよりダートロードという表現が正しい30〜50cmほどの石がゴロゴロしている区間や細かい砂利や砂の急カーブがあったりとテクニカルな未舗装路です。
数年前に長野県側から大弛峠を登りましたが、10km弱の登りオフロードに2時間以上かかった記憶があり、下りも相当なものだと想定はしていました。

 

 

 

 

 

10年前に行われた日本での第一回Rapha Gentleman’s Race(現プレステージ)では、この大弛峠の未舗装路登りがコース中盤にあったそう。
700×23cのタイヤであの道を登るのは本当に凄い。

 

 

 

Rapha Koshin Gentlemens's Race 2012 from RAPHA on Vimeo.

 

 

そんなこんなで始発の電車で塩山駅に降り立ち、大弛峠入口を目指して葡萄畑の中の道を走ります。
駅から大弛峠の頂上まで登り7割、平坦2割、下り1割という内容で無事にピークまで到着。
何度も来ている峠なので、以前の様々な思い出を回想しながら走っているとあっという間です。
初めて来た時は無間地獄のようだった登りも、今は風景を楽しめるくらいにはなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

大弛峠頂上で小休止した後、いよいよ未舗装路の下り。
この下りのためにグラベルロードバイクで来たので、いよいよ「Salsa Warbird Carbon 」の本領が発揮される、と思いきや初っ端からガレッガレのダートロードで下りなのに自転車を押す羽目に。
頂上から1kmくらいはガレッガレ区間が続いたので、楽しく走りたい場合はフルサスのMTB推奨です。

 

 

 

 

 

 

ガレ区間を過ぎると数cm〜10数cmくらいの砂利区間。
ここはグラベルロードバイクの性能を体感するのに十分な道で、「Salsa Warbird Carbon」とRene Herseのタイヤの組み合わせはとても軽快に走れ、一回もパンクすることなく麓まで下りられたのでした。
正直、下りの道をあらためて振り返ると序盤のダートロードは10回パンクしてもおかしくない道でした。
スピード、バイクコントロール、路面に集中する感覚はロードバイクでのライドとはまた違ったもので、幼い頃の自転車に乗れるようになって近所の公園や林を自転車で探検した時の新鮮な気持ちを思い出します。
思い通りに走れないけど、それが楽しい。

 

 

 

 

 

 

そして細かめの砂利道を走ると時の疾走感はロードバイクとも、マウンテンバイクとも違った感覚で独特の没入感があります。
走り易い砂利道を5kmほど下ると舗装路へ。
やっとグラベル終わったという安堵感と、もっとグラベル走っていたいという気持ちが入り混じりますが、とにかく体力を消耗したので先ずは昼食を摂ることに。

 

 

 

 

 

 

 長野県の川上村まで下ってからご当地スーパー「Nana’s」にて昼食。
普段の訓練走でお世話になっているM’s氏も大弛峠の登りと下りには苦しめられた模様でパイナップルを食していました。
昼休憩後は川上村のキャベツ畑の中を走り、「クリスタルライン」へと向かいます。

 

 

 

 



すでに大弛峠を2000m登った後に更に1800mアップという、数字だけ見ればだいぶキツいライドですが、初めて走る道と高い標高の景色に疲れが吹き飛ぶ、ということはなくジワジワと峠道が繰り出すパンチのある坂に体力を削られていきます。
ただ、こういったキツいライドこそ自分のフィジカルの具合や自転車や用品などの性能を図るには良い機会だと思ってます。

 

 

 

 

 

 クリスタルラインという昔は水晶がよく採れた山岳地帯を走る道は、平坦路はほぼなく登り坂か下り坂しかない道路。
グラベルロードバイクの幅広いギア比が脚の消耗を抑えますが、今回のような登りが多いライドではフロントシングルよりフロントダブルの方がギア比の細かさなどメリットがあると思いました。

フロントダブルはチェーン落ちのリスクもありますが、未舗装を走る割合によってはそのリスクよりギア比選択の細かさが大きなメリットになる場合もあります。
自分もフロントダブルにしたい気持ちはありますが、そうなるとロードバイクに乗る機会がなくなってしまいそうで、葛藤の日々を送っています。

 

 

 

 

 

 

クリスタルラインは基本的に山の中を走る道で、見晴らしの良い場所は限られますが、ほぼ自動車の通らない山中の舗装路は登りこそ厳しいものの自然のの中を自転車で走る楽しさは十二分に味わえる道でした。
そして昼休憩の時に補給食として買っていた大福餅はアップダウンで疲弊した身体をエリクサーのごとく癒したのでした。

 

 

 

 

 

 

 

クリスタルラインを攻略し、塩山駅まで下って無事にライド終了。
この後も別の目的でもう少し走る事になるのですが、それはまたの機会にご紹介。
自転車屋のスタッフが休日ライドすると、どうしても扱っている機材や用品などのチェックに気が向いてしまいがちですが、今回は「自転車で走ること」自体に集中出来たライドで、帰りの電車の中でそういえばあのパーツは…など思い出して納得したり、改善点を見つけたりして次回のライドも楽しみになったのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 さて、次はどこへ走りに行こうかな。

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