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慣れと理想のハナシ

慣れと理想のハナシ

こんにちは
テンプラサイクルのゴウです。

慣れ、というのは怖いものです。
自転車趣味の場合は特に。
最初はサイクリングで10kmくらいしか乗らなかったのに、距離が20kmに増え、50kmに増え、100kmに増え、200km...なんてことも。
自転車への投資額も最初は少額だったのに、いつの間にか高額に。
自転車一台で楽しめると思って始めたら、気がつけば家に何台もの自転車があることも少なくありません。

自分も例にもれずロングライドしたり、自転車を何台も所有するようになったりしていますが、ロードバイクに乗り始める前にBMXやピストに乗っていた頃は自転車で100kmも走ったことがなく、正直自転車で長距離を走ることにそれほど魅力を感じていませんでした。

 

 

 

 

十数年前にピストブームが去り、通勤でロードバイクに乗るようになってからもっと遠くまで走ってみようと思い、初めて長距離を走ったのは後に2020東京オリンピックのロードバイク競技のコースになった「道志みち」でした。
初めての長距離、初めての峠道、通勤で走る市街地とは全く違う自然の風景と自転車で走る過酷さを味わい、HPゲージが数mmほどのスレスレ体力で山中湖までたどり着き名物のほうとうと甘味で回復した後、来た道を引き返す絶望感と戦いながら帰路に着いたことを覚えています。

 

 

 

 

今思えば最初のロングライドに「道志みち〜山中湖」はハードだったと思います(オリンピックのコースの一部にも選ばれたくらいなので)
自宅から山中湖まで往復190kmくらいですが、この距離を走れたのだから他の場所にも行けるはず、と根拠のない自信がついてその後の様々なライドにつながり、自転車の楽しみ方や選択肢が増えたのも事実です。 

 

 

 

 

 

今では長距離や峠道にも慣れ、自転車初心者の方からドン引きされる距離も走ったりしました。
自分が一人でライドする場合、超長距離や最速タイムを求めるライドではなくマイペースで風景や食事や温泉を楽しむライドになります。
ただ、その内容だとよくある趣味のサイクリングという感じなので、自分はそこに「その時走れる限界の距離」というスパイスを加えています。
体調が良くライド前の通勤時にペースよく走れていたりすると、200kmオーバーのロングライドにしたり、調子が良くないときは輪行を駆使して100km未満の距離でライドすることもあります。

 

 

 

 

 先日は体調が良かったので、自走で奥多摩を越え、奥奥多摩も越え山梨県の大月方面からフル自走で帰宅するロングライドを行いました。
道中でカレーを2回も補給し、甘味も食し、良い景色を眺めて峠道を走りまわった250kmのライド。
捉え方によってはグルメライドとも言えます。
距離や獲得標高といった数字を見ると結構ハードなライドで、実際にキツくなかったと言えば嘘になるのですが、それでもライド後はキツさより充実感の方が上回り良いライドだったと思えました。

 

 

 

誰と、何処を、何で走るかがライドを良くする秘訣と言われています。
自分は単独でライドすることもありますが、仲間と走るライドの方が楽しさや充実感は大きいです。
キツい峠道でも一緒に走る人がいれば体験を共有でき、キツいけど楽しい!となる経験は過去にたくさんしてきました。
一人で走る場合は他の人がいない分、マイペースに走ったり休んだりできるのと、気ままにルート変更できるのがメリット。
単独と複数人でのライドそれぞれ良いところはあります。

今回は自転車で走る距離と慣れについて書いてみましたが、このままでは何の目的もないブログになってしまいそうなので、自分がロングライドで必携する物3点をご紹介。

 

1: 快適性の高いタイヤ
自転車の乗り心地が悪ければ、せっかく良いライドでも疲労がまさってしまい楽しくなくなることも。
快適なタイヤで身体の負担を減らすことは、ライド距離の長短問わず重要です。
自分自身はRene Herse Cyclesのものづくり思想に傾倒していることもあり、お客様にオススメすることも多いです。
決して安くはないタイヤですが 、その快適性ゆえに一度使うとやみつきになる乗り心地です。

 

 

 

 

 2: 調光レンズのサングラス

自転車乗りの朝は早い、と言いますが実際ロングライドの場合は早朝から夜まで走ることもあります。
そんなシチュエーションで活躍するのが調光レンズのサングラス。
一枚のレンズで昼間は黒くなり夜間は透明になる調光レンズは、余計なレンズを持ち運ぶ手間を減らし、いつでも目を守ってくれる頼れる存在です。
自分が使っているSMITHの調光レンズは紫外線に当たると速やかに黒くなり、トンネルに入ったりするときでもすぐ透明になるので山の峠道を走る時もかなり有効です。

 

 

 

 

3:

水がなくては走れません。
今の時期でも最低ボトル1本、夏はボトル2本は必携。
ライドする場所によっては自販機やコンビニが全くない場所もあるので、水は命綱的存在です。
ライドの強度によっては水とラムネ菓子(ブドウ糖)があればなんとかなる場合もあります。

 

 

 

 



以上、自分のライド必携品3選でした。
どれもある程度距離を乗る自転車乗りにはハマると思います。
最後に現在読んでいる小説の中扉にある、古代の哲学者の言葉で〆たいと思います。
理想というのは難しいものですね。

 

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